つれづれに
情報社会化をみながら、新たな家族のあり方を考える視点で、つれづれなるままに。
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新旧の専業主婦
 現在、老女となっているのは、良妻賢母教育を受けた女性たちだろう。良妻賢母教育とは女性専用の教育理念で、女性が人間として自立するのではなく、良き妻になり良き母になるという教育である。つまり自己の主張ではなく、夫や子供を中心に生きよという教育といっていい。
 夫や子供をたて、家庭を平和に切り回していくこと、それが専業主婦の生き甲斐になる。良妻賢母教育を受けた女性たちが、専業主婦になることは自然の成り行きだった。彼女たちは家庭を守ることが使命だから、自己の欲望の対象探しが起きる契機はない。
 しかし、戦後の民主主義教育を受けた女性たちは、事情が違う。戦後教育は、女性だけに特別の教育理念を向けることはなかった。原則として男女平等だった。民主主義の申し子たちは、夫や子供を立てることより、自己の自立を教育されたはずである。学校時代、女性はしばしば男性以上の成績をとった。
 民主主義教育を受けた女性たち、つまり団塊の世代の女性たちは、自立教育を受け、男性と同様の職業人となっても不思議ではなかった。にもかかわらず、彼女たちは専業主婦となって、家庭に入ってしまった。
 自立教育を受けた戦後育ちの女性が、専業主婦になってしまえば、自分探しをするのは必然である。学校時代、優秀な成績を収めた女性であればあるほど、自分の欲望の対象探しをせざるをえないだろう。団塊の世代の女性たちが、何十年と家庭にこもり、自己認識のための他者を失って暮らしてきた。受けた教育を実践できなかった女性が老後を迎えるのは、我が国では初めての経験である。
 
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この記事に対するコメント

匠さん
全くそのとおりですね、子供が巣立ち夫との仲もぎくしゃくし(それでも生活のために別れることは出来ない)彼女たちは時間をもてあまし、友達にかたっぱしから電話をかけまくるか、人生の目的を見失って「うつ」になるか、あるいは居直って、失われた若さをとりもどすべく(夫の金で)エステやエアロビックなどにエネルギーを注ぐ・・・そんな友人たちを何人か知っています。

もっとも自分の稼ぎで生きてきた「働く女」の一人の私とて、人生の目的やら生きがいなど具体的にあるわけではありませんよ、しかし誰のせいにもしないで「状況をうけいれる」準備だけはあるだろうと思います。「食っていく」ことの大変さは男と同様身にしみていますし自分の限界もよくみえていますから人のせいにする暇などありません。
【2006/02/26 12:42】 URL | むさしのちえこ #- [ 編集]


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